涌金山 養泉寺について

当山の御本尊は、釈迦牟尼仏です。

延暦14年(795年)坂上田村麻呂により念持仏の観世音尊像を安置し奉る。これが当山の初めで、宗旨は、天台宗に属していました。「安養山涌泉寺」として、立派な伽藍を備えた寺院でしたが、応仁の乱の折、山名宗全の軍のため、焼かれて廃墟に帰しました。

永禄9年(1566年)塔世山四天王寺 月海禅師(四天王15世)が開山の祖となり、山号を「涌金山」、寺を「養泉」と改称し、曹洞宗(禅宗)に属することとなりました。南勢から奪州禅師が来て大伽藍を再建し、以前に倍する立派な寺院となりました。

寛政9年(1797年)春伽藍の全てを焼失し、十一世国文により文化3年(1806年)本堂の再建をみます。十二世文舟代に大蔵経を転輪経蔵に納まります。

文化11年(1814年)3月、伊能忠敬の測量隊が、養泉寺に宿泊しています。

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